こんにちは!
浅口市の注文住宅会社Karin-houseの岡田です。
いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は気密の大切さについてのお話です。
気密について思い違いしている人が多い現状
「断熱材さえ厚くしておけば自然と気密性能は確保できる」や、「日本の住まいは“高断熱・中気密”ぐらいがちょうどいい」といった声をいまだに聞くことがあります。
また断熱材の外側に気密シートを張っているZEHビルダーさんの現場を見かけることも。
気密を「一部のマニア向け技術」ととらえ、きちんと施工されていない会社も少なくありません。
ですが、これらの考えはすべて間違いであり、思い違いです。
気密に関しては知っているようで正しく知られていないことがたくさんあります。
断熱等級4でも寒い家?!
四国や九州のような温暖とされる地域ほど、過酷な温熱環境の住まいが多かったりするのです。
例えば、プロ野球の春季キャンプで盛り上がる2月下旬の宮崎県宮崎市。
ある住宅の温度を朝の9時半に測ったところ、寝室は外気温7.5℃とほとんど変わらない8℃でした。ほぼ外ですよね。
意外なのがこの家の断熱性能は最高等級の4だということです。
最新の技術と材料によってきちんと断熱化されているにも関わらず10℃を下回るには、C値3.9㎠/㎡という気密性能の低さが原因です。
この一例からわかるように、どれだけ厚い断熱材を入れても隙間があったら意味がありません。「気密なき断熱は無力なり」という言葉の通りです。
健康も省エネも換気も気密次第
気密をきちんと確保するとしないとでは、特に「結露」「健康」「省エネ」「換気」の4つが大きく変わってきます。
隙間がある住宅は結露しやすく、寒暖差が大きいためにヒートショックの可能性が高くなり、エアコンや24時間換気が思うように効きません。
仮に換気に着目してみると、C値5.0㎠/㎡の住宅の場合、給気口からは約17%しか給気されず、残りの約83%はすきま風という計算になります。
よく「第三種換気は冬寒くて使えない」などと言われることがありますが、気密処理をきちんと行っていればそんな事態にはなりません。
その証拠に、当社の第三種換気システム「ルフロ」は日本一寒いとされる北海道
旭川市で一番売れています。
大事なのは断熱だけじゃない
日本の家づくりは、国主導の省エネ施策により、高断熱だけを追い求める少々かたよった姿で変遷を遂げてきました。
けれども本来は、高断熱と高気密はセットで考えるべきものです。
断熱レベルだけを上げる家づくりはやはり間違っています。
私たちは、高断熱・高気密に計画換気、冷暖房、小屋裏換気を加えた5要素が住宅には不可欠だとされています。これらの5つがバランスよく機能して初めて、快適で健康で省エネで長持ちする家になるからです。
Karin-houseでは高気密・高断熱の家づくりを徹底しています。
確実な気密測定を行い、基準値を大きくクリアした家づくりに励んでいます。
安心安全の快適な住まいづくりを私たちと一緒にしませんか?