
こんにちは!
浅口市の注文住宅会社Karin-houseの岡田です。
いつもスタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
前回に引き続き、高断熱住宅についてのお話です。
たとえ200万円高くても高断熱住宅がオトク!
「長持ちする高断熱住宅」と「普通の家」を比較してみると、当然前者の方が建設費は高くなります。ただし、建設費がたとえ200万円高くてもランニングコストの削減分が上回ってくるため、結果的には高断熱住宅の方がオトクです。
ライフサイクルコスト(LCC)を比較すると、築20年前後で「普通の家」を逆転し、以後、どんどんと差がついてきます。
高断熱住宅は「普通の家」よりも月々の光熱費が抑えられます。そのぶん性能の高い窓や断熱材の費用、気密をしっかり取るための大工さんの手間賃に回すことで、より理想に近い住まいを手に入れることが出来ます。
より良い暮らしのためには高い住宅性能が必要
高断熱住宅はお金以外にもさまざまなメリットをもたらします。
それは快適性です。一年中・家中を適切な温度に保ちやすく、部屋ごとの温度差も抑えられます。窓の性能が高いため、大きな窓にしても寒い家にはなりませんし、結露もしづらくなります。
また、日差しをさえぎる日射遮蔽部材を取り付けることで夏も涼しさを保ちやすくなります。家の中が快適になることで体調も崩しにくくなります。
住まいを手に入れることが人生のゴールではありません。生涯そこにずっと住むのですから、老後の光熱費を負担に感じているようではいけませんよね。暑さや寒さ、結露に悩まされる老後なんて誰も迎えたくありません。長期のライフプラン、LCCをを組み立てることで、より良い暮らし、より良い性能の住宅を得るための道筋が見えてきます。
断熱性能が高いほど日よけをすると効果大!
夏の不快さを取り除くには日射遮蔽(日よけ)が大切です。日射遮蔽は建物の断熱性能が高くなるほど重要になってきます。室内に取り込んだ熱が逃げにくくなるからです。今断熱住宅に日差しを安易に取り入れると普通の家よりもさらに暑くなります。高断熱化と日射遮蔽はセットで考えなければなりません。特に直射日光を多く受けると東面と西面の日射遮蔽は完璧にしておくべきです。
まずはガラスの選択が重要になってきます。東面と西面には太陽熱を伝えにくい金属塗膜がコーティングされた遮熱型LOW-E2枚ガラスまたは遮熱型LOW-E3枚ガラスが基本になります。こうした高性能ガラスを用いても、約半分の太陽熱は室内に侵入してきてしまいます。そこで日よけを組み合わせて対策をとります。
南面からの日射は角度が高いので、長い軒を設ければある程度防ぐことが出来ます。とはいえ、敷地やデザインの関係でそれが難しいときもあります。そうした場合は外付けブラインドやシェードなどの垂直方向に光を遮る部材が必要です。
西面対策も大切です。日射量は多くはありませんが、気温が最も高くなる午後2時に差し込むので、特に不快に感じます。西日は角度が低いので軒などでは遮れず、外付けブラインドなどの垂直方向に光を遮る部材が必要です。
ぜひ日よけについてもしっかりと考えて家づくりをしていきましょう。