こんにちは!
岡山県の注文住宅会社Karin-house(かりんはうす)の広末です!
いつもスタッフブログをご覧いただき、ありがとうございます。
今回は「住宅ローンの返済計画」についてです。
その中でも【繰上返済】について取り上げます!
➢繰上返済とは?
繰上返済とは、毎月の返済とは別に、借入額の一部(あるいは全額)を返済することを言います。通常の返済では、返済額に利息分も含まれていますが、繰上返済の場合は、返済分が全て元金の返済に充てられます。それによって、支払う利息を軽減することができます。
➢期間短縮型と返済額軽減型
繰上返済には「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。
期間短縮型
「期間短縮型」で繰上返済をした場合は、毎月の返済額等は変わりませんが、返済期間が短くなるため、短縮された期間に支払う予定だった利息が軽減されます。
同じ時期に同じ金額を繰上返済した場合、利息軽減効果は「返済額軽減型」よりも大きくなります。
返済額軽減型
「返済額軽減型」は、返済期間は変わらずに毎月の返済額を引き下げるものです。同額の繰上返済をしたときの利息軽減効果は「期間短縮型」の方が大きくなりますが、実質的に毎月の返済額が下がるため、教育資金がかかる、妻が仕事をやめて収入が減るなど、将来的に住宅ローンの負担が大きくなることが予想されるときに、家計を安定させるのに効果的です。
➢利息軽減効果の違い
繰上返済による利息軽減効果は、実施する時期や金利、返済期間などで異なります。 複数の住宅ローンを借りている場合、通常は、繰上返済を行う時期が早いもの、金利が高いもの、返済期間が長いものほど、利息軽減効果は大きくなります。また、期間短縮型と返済額軽減型とでは、利息軽減効果は異なります。同時期に、同額の繰上返済を行った場合には、期間短縮型の方が利息軽減効果が大きくなります。以下の例をもとにどのくらい利息軽減効果があるのかみてみましょう。
借入額3,000万円、金利1.5%、返済期間30年、ボーナス払いなし 3年後に100万円を繰上返済の場合
➢繰上返済の手数料
繰上返済の手数料は、金融機関によって異なります。 一例として、窓口で手続きの場合、16,200円、電話で手続きの場合、5,400円、インターネット手続きの場合、無料、といった手数料体系のものもあります。頻繁に繰上返済を行いたいという場合には、手数料にも注意して住宅ローン選びをしましょう。
➢繰上返済を行うときの注意点
繰上返済を行えば利息軽減効果があるのは事実ですが、次のような点に注意して行いましょう。
・将来の家計の変化を考慮しながら行うこと
子どものいるご家庭など、将来、支出の増加が見込まれる場合には、支出のめどが付くまではあまり繰上返済をしすぎないことが大事です。教育資金が不足して、教育ローンを借りることになっては意味がありません。不安があるときは、返済額軽減型で行うといいでしょう。
・きちんと予備費を残した上で繰上返済を行なうこと
生活費3ヶ月~半年分くらいの予備費は必ず手許に残して、繰上返済をしましょう。
これらを踏まえたうえで繰上返済を行うタイミングについては次回の記事にて!